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      2023/04/26

今この酒蔵が熱い!

 

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酒造りの流れ

寺田本家

土井酒造場
Doi Brewery Corporation

北海道

札幌 『日本清酒』

1872年(明治5年)創業
石川県能登から渡った柴田與次右衛門が開いた「柴田酒造店」が北海道初の清酒造り。
その後、数度の合併を経て現在の日本清酒となる。
北海道を代表する「千歳鶴」の酒蔵

近年の日本酒離れによって名酒「千歳鶴」もまた厳しい局面に立たされた。
そこに新しく抜擢された女性杜氏による改革により息を吹き返す。
守るべきところは維持し、変えるべきところは変える。
そして、杜氏自ら、蔵に部屋をつくり、寝泊りしながら、酒造りメンバーと一丸となって取り組んだ。

その甲斐あって、
大吟醸 千歳鶴:全国新酒鑑評会で金賞
純米大吟醸 きたしずく:札幌国税局新酒鑑評会で金賞
のダブル受賞に輝いた。

日本清酒HP

秋田

横手 『舞鶴酒造』


1918年(大正7年)創業

バブル経済崩壊後の経営難を乗り越え、
2008年、2010年の大雪による蔵、倉庫崩壊をも乗り越え、奮闘中。
何度打ちのめされても立ち上がる「不撓不屈」の酒蔵

現在、近隣の酒蔵の一角を間借りしての酒造り
「純米酒」一本に再起をかける。

代表作品は、「たびと」

舞鶴酒造HP

宮城

栗原 『はさまや酒造店』

1757年創業
250年以上に渡り酒造りを続けてきた蔵

酒を醸すのは、シンガーソングライターの「かの香織」さん
音楽と酒造りの二足のわらじを両立
東京と宮城を行き来する。
酒の状態によって音が変化するという。酒の奏でる繊細な音を聴くことによってさらに感性が磨かれるそうです。

1978年の宮城県起き地震で蔵が倒壊。
現在、父親の友人の経営する「萩野酒造」の一角を間借りして酒造りに励む。

2011年3月、追い打ちをかけるように発生した東日本大震災
萩野酒造も大打撃を受けたものの復活し、新しい蔵で営業中。

自らは、チャリティライブ・イベントを開催するとともに、さらには、基金を立ち上げ子供支援・医療支援を続けている。

代表作品 「桂泉」
新作ブランド 「阿佐緒(あさお)」

はさまや酒造店HP
萩野酒蔵HP

長野

上田 『若林醸造』

1896年(明治29年)創業
若夫婦2人での経営

真田丸で有名な上田城跡公園近くの酒蔵で
約50年ぶり本格的に酒造りを復活
跡継ぎの娘さんが、120年の酒蔵を親の代で終わらせたくない!との想いで蔵を復活
東京でのアパレル企業勤めを辞め、地元長野で女性杜氏へと転身

看板商品は、「つきよしの」
地元産の酒米「美山錦」と「ひとごこち」を使用

若林醸造HP

三重

伊賀 『若戎(わかえびす)酒造』

1853年(嘉永6年)創業
姉妹での経営

モットーは、「和醸良酒」・・・蔵の和が整えば良い酒ができる

女性蔵人、女性スタッフによる日本酒好きのための会「伊賀酒DE女子会」を開催。
女性にももっと日本酒の良さを知って欲しい!との想いから発足。

バラを意味する「そうび」を冠する酒「SOUBI」が女性の間で人気。
看板商品は、「義左衛門」

若戎酒蔵HP

石川

能登 『松波酒造』

1868年(明治元年)創業
父と娘(姉妹)での経営

2007年3月の能登半島地震による災難
地元の酒蔵仲間と団結し、助け合って復活

地震での観光客離れに対して、地元の中までアイデアを出し合い、能登産の米・食材に限定した「能登丼」プロジェクトを成功させた。
ピンチはチャンス!

さらには、祖父の代から受け継いだ果実園で採れるフルーツを日本酒でリキュールにするなど、新しい商品も開発し続けている。

代表商品「大江山」

松波酒造HP

広島

呉 『榎酒造』

1899年(明治32年)創業
日本で初めて貴醸酒に挑戦した酒蔵として有名

貴醸酒は、醪(もろみ)を仕込む最終段階で、仕込み水の代わりに清酒を加えて醸す酒のこと。
高級ワイン「貴腐ワイン」に匹敵する高級日本酒として「貴醸酒」と名付けられた。
酒を使うことによって、酵母の発酵がゆっくりと進行することから甘味があり、まろやかな味わいに仕上がるという。
ただし、手間、時間、そしてコストもかかるため、手がける酒蔵は少ない。

世界最大と言われるワイン品評会IWC(インターナショナル ワイン チャレンジ)で何度も金賞受賞。
一度は飲んでみたい!

代表商品 「華鳩(はなはと)」、「清盛」

榎酒造HP

海外

米国ニューヨーク 『ブルックリン・クラ』

2017年秋創業開始

米国は日本酒の最大輸入国
全世界の1/3を占める。
しかし、日本酒のイメージは、温めて飲む低品質のお酒。

そんなマイナスイメージを払しょくすべく、オーナーのブランドン・ドーン氏が蔵を立ち上げ。

種麹は、日本からの仕入れ
酵母は、日本の蔵元からのもの、そして米国原産のもので日々、研究中
米は、麹米「アーカンソー産山田錦」、掛米「カリフォルニア産カルローズ米」
これが意外と酒造りに合うという。

ここ最近では、米国内にこうした酒蔵が10件以上に。
ニューヨークで搾りたての酒が飲めるとは!
ぜひ立ち寄りたい。

Brooklyn Kura HP

 

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